制作者が指定したフォントが使われるとは限らない
自宅のPCで自分が作ったウェブサイトを見るとかっこいいのに、友人やネットカフェのPCで見たらまったく違う印象だったという経験を持つ人もいるかもしれません。その要因として、フォントの指定方法が考えられます。ウェブサイトを表示する際、書かれている文字をどのようなフォントで表示させたいのかはスタイルシートで指定が可能ですが、そのフォントがサイト制作者のPCにしかインストールされていなかった場合は、当然、そのほかのPCでは表示できないのです。
では、もし指定されているフォントがサイト閲覧に用いているPCにインストールされていなかった場合はどうなるのかというと、基本的にそのフォントに近いものが代わりに表示されます。
Webフォントを使えば表示フォントを同一にできる
たとえば指定しているフォントがゴシック体に属するものだとして、閲覧者のPC内にそのフォントが存在していなかった場合は、別のゴシック体のフォントが表示されるというわけです。同じゴシック体とはいえども見た目はやはり異なるので、印象も変わることになります。
このようなことを回避する方法としてWebフォントを使うというものが挙げられます。閲覧者のPC内にあるフォントを使うのではなく、サーバーにアップロードされたフォントを利用することによって、どのパソコンから見た場合でも同一のフォントが表示されるようにするわけです。ただ、Webフォントを利用するとどうしても表示速度が遅くなってしまうので、使いすぎには注意が必要です。
コーディングはwebページにアクセスするといつ・どんなタイミングでも同じ内容をチェックできます。プログラミングは複雑な計算式を用いることで、アクセスするタイミングや見る人によって別の内容を表示します。